2023年12月3日(日)に「子どもの未来をひらく川崎集会」(実行委員会が主催、川崎市教育委員会が後援)が開催され、午前中はNPO法人教育サポートセンターNIRE代表の中塚史行さんの講演がおこなわれます。
中塚史行さんは、他の方々と共同で『ユースワークとしての若者支援 場をつくる・場を描く』という本を出版されており、私も読みました。
ユースワークという言葉は日本ではあまりなじみがありませんが、欧州では制度として確立している、主に10代の子ども・若者の育ちを地域コミュニティで支える活動であり、各地にはユースセンターと有給の支援の専門家としてのユースワーカーの配置がおこなわれている(ボランティアではない)とのことでした。
12月3日の講演では、『安心できる 自信がつく 仲間ができる 〜子ども・若者を真ん中にした場をつくる〜』をテーマに中塚史行さんが後援されます。
【会場案内】
集会の午後は分科会があり、参加者がそれぞれ希望する分科会を自由に選ぶ形式ですが、私は『若者分科会』の運営を少しお手伝いしています。行動しながら生き方を考える「今どきの元気な若者たち」4人が、語ります。40代の私には想定できなかった斬新なお話が準備の段階で次々と出されており、充実した分科会にできるのではないかと思っています。
参加費500円。
参加希望者は、チケットを郵送しますので、私(かもした)までご連絡ください。
https://form1ssl.fc2.com/form/?id=ad98adcd685a139c
【主催】
子どもの未来をひらく川崎集会実行委員会
【後援】
川崎市・川崎市教育委員会
東京新聞
朝日新聞社川崎支局
読売新聞社川崎支局
毎日新聞社川崎支局
JUGEMテーマ:社会問題
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写真は、今年4月に福島原発事故を学ぶツアーを実施した際に、現地を案内して、お話をしてくださった中島孝さん。
以前にも希望のつばさプロジェクトのスタディツアーでもガイドをしてくれた方です。
中島孝さんは、福島県相馬市でスーパーを経営していて、福島第一原子力発電所事故に直面して、国と東京電力の責任が曖昧になり十分な補償がおこなわれない中で「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟が闘われることになり、その原告団長を務め、最高裁判所まで闘いぬいた方です。福島第一原発事故の被害を受けた福島県民約4000人が参加する訴訟です。
その中島孝さんが、昨日、2023年11月12日投開票がおこなわれた福島県相馬市議会議員選挙に初挑戦され、定数18に対して有力19名が立候補する中、2位以下に大きな差をつけてトップ当選しました。
嬉しいニュースです。
最高裁では賠償額に前進はあったものの国と東京電力の責任は認められず、その意味では勝てませんでしたが、次は場所を変えて、みんなの想いを引き継いで市議会で脱原発を訴え続けていくと思います。
福島県では原発事故の話題を口にしづらいと聞いたことがありますが、脱原発派の中島孝さんが1位で当選したことは大きな希望だと思います。
JUGEMテーマ:脱原発
]]>2023年10月26日から2泊3日で栃木県の那須塩原方面に旅行をしてきました。
今年は、紅葉の時期がずれており、栃木県内でも紅葉の名所である吊り橋が26日時点ではまだ色づき始めでしたが、事前に紅葉の状況を調べたところ、日光とマウントジーンズ那須が見ごろとのことで、観光客で込み合う日光は避けて、まず宿に行く前にマウントジーンズ那須の紅葉ゴンドラ(那須ゴンドラ)に乗りました。
マウントジーンズ那須(Mt.JEANS)は、冬場はスキー場です。広大な駐車場にたくさんの観光客が集まっていました。
川崎市を朝6時30分に出て、混み合う首都高や東北自動車道の渋滞をぬけ、途中でゆっくり休憩もとり、11時前に到着。
山のふもとは紅葉しておらず青々としていましたが、ゴンドラにのって山頂に近づくと、どんどん紅葉の風景がみられました。
ここの施設がいいとおもったのは、1グループに1つのゴンドラで乗れること。
ゆったりと乗れました。犬もケージに入れず乗車できる、大型犬もそのまま乗れるため、ワンちゃんをつれている方の姿も散見されました。
1人往復1700円でした。
ゴンドラは、駐車場のある標高約950mの那須ゴンドラ山麓駅から標高約1410mの那須ゴンドラ山頂駅まで全長1845mを約10分で結びます。
山頂駅につくと、気温は14度。標高が上がるため、急に涼しくなります。
また、山なので熊注意の警告表示もありました。
山頂駅では無料で杖(つえ)の貸し出しもおこなっていました。登山道を歩くときに便利です。
マウントジーンズの山頂は、草原で拓けており、とても気持ちの良い場所でした。
展望台からは、茶臼岳、旭岳などが綺麗に望めます
ここの施設が素晴らしいと思ったのは、無料で使えるハンモックが多数あること。一人用だけでなく、2人で並んで使えるハンモックもありました。ドライブで一番たいへんなのは運転の疲労ですが、宿につく前に横になって仮眠できるのは最高でした。この日は太陽から暖かい光が届き、青空の下でハンモックにゆられてのんびりできました。
森にブランコもありました。
マウントジーンズは、ゴンドラに犬も一緒に乗れるため、愛犬家が多く、犬をつれた方とよくすれ違います。
犬が嫌いな方は注意が必要です。山頂には、小型犬用、大型犬用の二か所のドッグランがあります。
山頂のカフェも犬をつれて食事できるスペースがあります。
ゴンドラの山頂駅からゴヨウツツジ展望台まで、片道約20分のハイキングコースがあります。
秋を感じながら歩くことができる素敵な散歩道です。
林野庁塩那森林管理署のゴヨウツツジについての案内板によると、花は5月〜6月に咲くそうで今はみれませんが、秋でも歩く価値のあるミニハイキングコースです。
約20分ほど歩くと目的地の展望台が見えてきます。
ゴヨウツツジ展望台のまわりには「黄金のゴヨウツヅジ」という案内板もありますが見ごろは5月〜6月のため枯れていました。
散歩のあとは「山頂カフェ」で昼食
食券を買って注文して席で待ち、呼び出し札を渡されるので連絡があったら乗りに行くセルフサービス式の食堂です。
スキー場なので、昼食は高くて美味しくないのではないかと心配しましたが、美味しかったです。
飲み物1つ500円。タコライスと、チキンのライスがそれぞれ千数百円だったような記憶。
注文を受けてからつくるようで、少し待ちますが味は良かったです。
帰りのゴンドラから見る景色も美しかったです
JUGEMテーマ:那須塩原
]]>私が事務局長を務める「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」は、2023年8月24日に日本政府が強行した福島原発事故によって生み出された複数の放射性物質を含む水(ALPS処理水と名付けられたが実際には処理しきれていない汚染水)の海洋放出強行に抗議する宣伝行動を武蔵小杉駅・コアパーク前の車道で実施しました。11名が参加、たくさんの方がチラシを受け取りました。
以下、私の訴えを掲載します。
私たちは「原発ゼロへのカウントダウン」という名の市民団体です。2011年3月11日の福島第一原発事故を契機に、思想、信条、支持政党の違いをこえて原発ゼロを実現するという一致点で活動しています。毎年3月に、中原平和公園で1000名前後が参加する脱原発の集会やデモをおこなってきました。来年も、2024年3月10日に大規模な脱原発の集会とデモを計画しています。一緒に活動していただける方を募集しています。
本日は、この場をかりて、過酷事故をおこした福島第一原発から生み出された汚染水の海洋放出に反対する抗議行動をおこなわれていただいています。おさわがせいたしますが、ご協力をお願いいたします。
自民党・公明党政権は、8月24日、処理水という呼び名で放射性物資を含む危険な汚染水の海洋放出を強行しました。これは、自民党自身が福島県や全国の漁業関係者と8年前に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と約束したことを一方的にほごにする許されないやり方です。全国漁業協同組合連合会の坂本雅信会長は、8月21日の首相との面会で、「放出反対であるということはいささかも変わりない」と明言しています。関係者の同意がない以上、自民党はみずからが約束してきた「関係者の理解なしには、」海洋放出はしないという発言に責任をもち、ただちに海洋放出を中止すべきです。
今、一部のマスコミや政治家は、過酷事故をおこした福島第一原発から生み出された汚染水の海洋放出について、安全なものであるにもかかわらず中国や韓国が日本に不当な言いがかりをつけており、外交問題であるかのように報道しています。
しかし、放射性物質が環境を汚染することは世界の常識であり、放射性廃棄物は自然に捨てるのではなく厳重に保管することが国際的なルールです。
福島原発から生み出され続けている汚染水は、ALPSという放射性物質をある程度は除去する装置でろ過しており、さらに海水で薄めているため、海洋放出したからといって、ただちに魚が死んだり、魚を食べた人間が急病になるような高濃度の汚染ではありません。
しかし、直ちに健康に影響がでないこと、=、安全な水ではありません。
低濃度であっても体に有害な放射性物質が含まれています。
事故をおこしていない通常運転中の原子力発電所では、冷却水をさますために海水や川の水を使用しており、この作業のなかでトリチウムという放射性物質がつくられます。
東京電力や日本政府は、今回の海洋放出する水の中のトリチウムの量は、中国や韓国の原発排水のトリチウムより少ないから安全だと強調しています。
しかし、原発事故をおこしていない原発の通常稼働時の排水にはトリチウム以外の放射性物質は含まれていませんが、今、問題となっている福島第一原発の海洋放出の水は、世界でも例のない過酷事故をおこして溶け落ちた核燃料にふれた水、事故処理につかわれたためセシウムやストロンチウムなどトリチウム以外の様々な放射性物質が含まれた汚染された水です。原発事故をおこした水と、通常運転の排水を比較する際に、トリチウムの値しかみないことは悪質な情報操作です。
東京電力の発表資料でも、62種類の放射性物質がタンクの水から検出されていると認めています。
政府や東京電力は「薄めて安全にしている」といいます。
しかし、水で薄めても、海に流す放射性物質の総量はかわりません。
しかも、原発の廃炉作業は遅れており、溶け落ちた核燃料を取り出す技術は開発中でめどが立っておらず、廃炉作業が終わらなければ汚染水は増え続けます。このままでは早くでも30年、おそければ50年、100年と海に放射性廃棄物を捨て続けることになります。
海洋放出という処分方法は、数か月で終わるものではなく、何十年先でも終わりが見えないという不都合な真実を、多くのテレビや新聞は報道していません。
低線量被曝や食べ物を通して身体に放射性物質が入り身体の中から放射線を受ける内部被曝については、まだ世界的に研究が進んでおらず、わからないことだらけです。しかし、一定の値以下であれば影響はないという「しきい値」は存在せず、被曝は累積していく、被曝の総量はすくなければすくないほどいいということが科学の到達点です。
とりわけ細胞分裂の活発な、胎児、赤ちゃん、子どもは、同じ被ばく量でも影響がでて、ガン、白血病などになりやすいと言われています。
今、必要なことは「食べて応援」することではなく、海洋放出をやめて食の安全を少しでも高めることです。
1993年にはロシアが液体放射性廃棄物を安く捨てるために、ウラジオストク南東200キロの日本海に900トンの低レベルの放射性廃棄物を海洋投棄していたことが明らかになり国際問題になりました。この時、日本政府は低レベルであっても日本のそばで海に放射性物質を捨てたことに強く抗議しました。当然です。海に国境はなく、世界は海でつながっており、汚染は世界中に拡散するためです。
ところが、これと同じようなことを今度は日本政府がおこなおうとしています。
「他に方法がないから、しかたがない」という意見もありますが、そんなことはありません。代替案はあります。政府は陸上保管について真剣な検討もおこなっていません。
代替案の1つは、汚染水のモルタル固化です。すでにアメリカで実績のある方法です。汚染水とセメントと砂をまぜてモルタルにして、液体ではなく個体として陸上保管する方法です。アメリカのサウスカロライナ州の核施設では、この方法を採用しています。
もう1つの代替案は、日本が世界に誇るプラントの技術をいかして石油貯蔵などに使う仕様の大型タンクで保管することです。
また、福島第一原発に流れ込む地下水を減らすため、現在の凍土壁のまわりに、さらにもう1つの遮水壁をつくり、汚染水そのものの発生量を抑えるとりくみが必要です。
お金と人材を投入すれば、放射性物質を拡散せず陸上で安全に保管することは可能です。
東京電力は、海に捨てれば責任があいまいにできて安くすむという理由で、代替案を真剣に検討していません。
原発事故の水を海洋放出する前から、東京電力は日本の国土と海を放射性物質で汚染したことを私たちは忘れてはいけません。
12年前の福島第一原子力発電所事故では、1号機、3号機、4号機が水素爆発をおこし、大量の放射性物質が大気中に飛散して、人間が住む町や、畑、山、そして、海に落ちました。
水素爆発のなかった2号機も核燃料が溶け落ち、原子炉建屋は無事でしたが、のちに一番放射性物質を大気中にまきちらしていたことが明らかになっています。
福島原発事故から、およそ10年後となる2021年2月に福島県沖で水揚げされたクロソイという魚から、基準を超える放射性物質が検出され、福島県漁連はこの魚の出荷を停止するという事件がありました。今回の海洋放出より前でも、原発事故によって日本は世界につながる海を放射性物質で汚染してしまっていたのです。これに追い打ちをかけるように、薄めたとはいえ危険な放射性物質を海に流す、しかも今回の海洋放出は陸上保管すべきものを意図的に何十年も海に捨て続けるという点で、事故による意図せぬ汚染の拡散とは異なり、極めて悪質な行為であり、周辺諸国が反対するのは当然といえます。
自民党は、福島原発事故のあと、福島の住宅地の土をとりのぞく除染作業を税金を投入しておこないました。これは危険な放射性物質が土を汚染して、危険な放射線を何十年も出し続けるためです。放射性物質が自然を汚染する危険なものであり、取り除くべきものという認識で自民党自身も原発事故の後処理をしてきました。放射性物質が日本各地の国土を汚染して除染作業が必要になったように、海の水も放射性物質で汚染されることは明白です。
放射性物質は移動させることはできても、消すことや無害化する技術を人類はもっていません。汚染水という言葉には様々な意見がありますが、残念ながら海洋放出されているものは、いくら薄めても、様々な放射性物質を含む汚染水です。海は世界につながっており、日本のものではありません。ただちに海洋放出をやめるよう、私たち「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」は政府と東京電力に要請していきます。
JUGEMテーマ:脱原発
]]>今週の土曜日、2023年7月8日(土)にドキュメンタリー映画『モルゲン、明日』自主上映会をおこないます。
今回は、事前申込不要、参加費無料です。18:00スタート
ドイツの市民活動と脱原発、エネルギー革命を描いた実話、ドキュメンタリー映画です。
上映会は、私も理事として参加している「NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所」の主催です。
(ストーリー)公式サイトより引用
福島第一原発事故から3ヶ月後の2011年6月、ドイツは2022年までにすべての原発を廃炉にすることを決めた。一方、事故の当事国・日本では、事故収束の糸口も見えないまま再稼動が始まり、原発輸出の話さえ出ている。両国の違いはどこからくるのか。答えを求めて“私”はドイツへ向かった。そこで出会ったのは、都市で、村で、学校で、教会で脱原発と自然エネルギーに情熱を燃やし、実践する多くの人々。第二次世界大戦での自国の行いを深く反省し、1968年の学生運動をきっかけに芽生えた反原発・環境保護の意識と情熱を政治に反映し、次世代に繋げようとしている。その姿は、市民の手で世界が変えられることを教えてくれる。
会場は、川崎市中原区にあります、総合自治会館4階ホール(定員150名)です。
最寄り駅は、JR南武線および東急東横線の武蔵小杉駅です。駅前にありますが1階は商業施設になっており、エレベーターかエスカレーターで4階に上がってください。
なお、総合自治会館は2022年に駅から遠く離れた場所から駅前に移転しており、数年前とは場所が違います。駐車場もなくなりました。昔の総合自治会館と場所を間違えないようにご注意ください。
通常、映画の自主上映会は、配給元に多額の上映料を払うため、参加者のみなさまに費用負担をお願いしています。
今回も決して安くない上映料を配給元に支払いますが、参加費は無料としています。
では、上映料は誰が負担するのか?
それは、多くの川崎市民のみなさまの市民出資によって設置・稼働している「NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所」の発電所1号機〜4号機のソーラーパネルで発電した電気の売電収益となります。
NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所1号機完成時の写真
***
ドキュメンタリー映画『モルゲン、明日』自主上映会
2023年7月8日(土) 18:00上映開始
会場:川崎市総合自治会館(川崎市中原区)
主催:NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所
参加費無料、事前申込不要
(私の感想)
この映画を見た私の率直な感想は、真面目でたんたんと事実を描くドキュメンタリー映画で勉強になったということ。
ドイツは福島原発事故を契機にエネルギー政策を転換して原発をすべてやめることを決断。
その原動力となったのは市民の活動であり、ヒトラーによる侵略戦争・ファシズムとむきあうことが戦後の原点にあり、その後、党派をこえて座り込みをして原発建設を断念に追い込んだ経験が1960年代にあり、今も市民の自発的で多様な活動が脱原発の流れをつくっていることが描かれていました。
見る価値はあります。
ぜひ、ご参加ください
JUGEMテーマ:脱原発
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ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
『原発をとめた裁判長そして原発をとめる農家たち』は、原発と地震の問題、再生可能エネルギー(ソーラーシェアリング)について学べるドキュメンタリー映画です。
自主上映会として開催、200名の参加(全国の映画館での上映期間が終わり、各地で市民グループが営利目的でない上映会を企画)
会場は、かわさきゆめホール。
川崎市中原区(向河原駅から徒歩約5分)にある中原民商(川崎中原民主商工会)・川崎中小業者総合センター協同組合の建物の中です。
映画自主上映会には、この映画の監督である小原浩靖さんも参加、上映後にアフタートークをおこないました。
また、この映画では福島県二本松市でのソーラーシェアリング(農業+太陽光発電)の話がでてきますが、神奈川県でも小田原市でソーラーシエアリングを展開している小山田大和さんもアフタートークをおこないました。
上映会では、実行委員会のメンバーも、川崎市での脱原発集会への協力、メンバーを募集していることを訴えました。
「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」は福島原発事故を契機に結成され、毎年3月に1000名規模での脱原発を訴える集会とデモを開催してきました。次回は、2024年3月10日(日)に開催します。また、秋にも大規模イベントを準備しています。
お手伝いいただける方は、ご連絡ください。
映画をみた方からは「ハウスメーカーの住宅より原発の方が地震の基準が甘いことに驚いた」、「地震の多い日本で原発を動かしてはダメ」など、危険性がよくわかったという感想が出されていました。また、原発に替わるエネルギーとしてのソーラーシェアリングを知って驚いたという声も聞かれました。
「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」では、この映画上映会を成功させるため、近くの鹿島田駅で通行人に対して上映会の案内のチラシを配布。SNSでの宣伝とあわせて、多くの市民に知ってもらえるようにとりくみました。
JUGEMテーマ:脱原発
]]>2023年4月30日、川崎市高津区では天気が悪い中、120名の市民が集まり「ピースパレードin高津」が開催されました。
岸田政権と自民党、公明党、維新の会、国民民主党は共同して、国会で十分な審議時間をとらず、国民にも説明しないまま、原発推進法案や、防衛費(軍事費)を大幅増額して自衛隊をアメリカ軍と一体化して戦う体制づくりのための法案が強硬されようとしています。これに反対する集会とデモとして今年のピースパレードは実施されました。
様々な市民団体と、政党では日本共産党と社民党の参加がありました。
各市民団体の代表からもスピーチがあり、私も要請をうけて「福島原発事故を忘れてはならない」と「トマホークミサイルを買っても日本は防衛できない。米中戦争に日本が巻き込まれるだけ」という点について訴えました。
JUGEMテーマ:社会問題
]]>あいにくの雨の中でしたが、110名が参加して川崎市高津区の武蔵溝ノ口駅周辺で「戦争反対!ウクライナに平和を!」ピースパレードが開催されました。
強い雨が降っており、参加者は例年より少なめでしたが、ロシアによるウクライナ侵略戦争の報道を見て、ひさしぶりに参加された方もいました。
集会では、高津九条の会、核兵器廃絶をめざす原水爆禁止高津区協議会、リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会、NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所、たかつフードバンクチーム、神奈川18区市民の会、坂戸診療所、映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」上映実行委員会の代表が挨拶をおこないました。
今年のピースパレードin高津には、3つの政党が参加、挨拶しました。
日本共産党からは石田和子県議会議員、宗田裕之市議会議員、小堀祥子市議会議員、のずえ明美党高津区県政対策委員長が参加。
社会民主党・神奈川県連から佐々木克己氏が訴え。
緑の党から西村光子氏が挨拶
集会では、松平晃さんによるトランペット演奏もおこなわれました。
集会後、川崎市高津区の武蔵溝ノ口駅周辺を「ロシアはウクライナへの攻撃を止めよ」、「核兵器廃絶」、「憲法9条を生かした平和外交」を訴え、ピースパレードがおこなわれました。
ピースパレードは、憲法記念日にむけて、市民有志が実行委員会をつくり毎年、開催しています。
運営方法は改善が必要だと思う点が多々ありますが、大事なとりくみだと思い、私も呼びかけ人の1人として名を連ね、微力ながら協力しています。
JUGEMテーマ:ロシア
]]>※(2022年4月30日追記)13:00〜の部は満員のため、申し込みを終了しました。
※(2022年5月7日追記) ネット上からのチケット申し込みを終了しました。
近年、地球温暖化、気候危機の問題が世界で議論され具体的対策を求める声が広がっている。
その1つの契機となったのは、15歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんの勇気ある行動であることは間違いない。
先日、市民活動をしている仲間から、グレタさんのドキュメンタリー映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』の自主上映会を川崎市でもおこないたいので協力してもらえないかと声をかけられ、5月8日(日)に3回にわたりJR南武線・武蔵溝ノ口駅(川崎市)の公共施設「てくのかわさき」ホールでドキュメンタリー映画の自主上映会(有料)を開催することになった。
この映画を見た私の感想としては、多くの人に見てもらいたい映画であるとともに、内容には若干の問題点もあると感じた。
映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』は、当時15歳だったグレタさんが居住するスウェーデンの国会議事堂前で1人だけで学校ストライキをしながら気候危機を訴えていた記録からはじまる。その後、徐々に活動が注目され、国際的な会議の場で発言する機会が生まれ、その言葉が人々に勇気を与え、ヨーロッパ各国や世界で気候危機に対する関心や運動が広がっていく流れが描かれている。
私は新聞や雑誌でグレタさんのことを知ってはいたが、映像で観ると、その訴えの鋭さや、運動に立ち上がっている人々の熱気、1人の勇気が社会を大きく動かしていく感動が、新鮮でリアルに感じられ、改めて気候変動問題への関心が高まるドキュメンタリー映画だと感じた。日本では、あまり報道されない世界の動きがわかるドキュメンタリー映画であり、ぜひ多くの人に見てもらいたいと思った。
また、この映画は、グレタさんという環境問題に対する高い意識をもつとともに、アスペルガー症候群を抱え生き方を模索している少女と、その自主性を尊重しながら見守り支援するお父さんの成長の記録でもあり、活動をとおしてアスペルガー症候群が改善されていったことも少し描かれている。国際会議で立派に演説するグレタさんだけでなく、悩んだり、誹謗中傷に直面したり、独自のこだわりがあったり、つらくなりくじけそうになる様子も描かれている。
同時に、私はこのドキュメンタリー映画をみて残念だったことが2点あった。
1つは、グレタさんが1人で気候危機を訴えて学校ストライキ・国会前での座り込みをはじめたのは事実であるが、その背景には、グレタさんの家族は、父親は著名な俳優、母親も著名はオペラ歌手で環境活動家であり、裕福な家庭に生まれ、環境問題に関心をもつ母親たちの下で育った点が「ひとりぼっちの挑戦」を強調するために描かれていない点が気になった。
もう1つは、このドキュメンタリー映画を見ても、「地球温暖化問題って、どれくらい深刻なのか?どんな影響がでるのか?」、「政府や国際機関がすすめている対策では何が不十分なのか」、「今のやり方がダメだとすれば対案として何をすればいいのか」が、理論的な解説や提示がなく、今後の展望も描かれていない点である。すでに地球環境問題に関心をもっている人や様々な市民活動をしている人が見る分には、グレタさんの闘う姿に勇気がもらえる映画と言える。しかし、気候危機について学びたい、何かしたいと思っている人には、残念ながらこのドキュメンタリー映画だけでは、問題を深めたり、解決のための回答や展望は得られない内容となっているのが残念。これをきっかけに、学び、行動することが求められる。
【映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』 自主上映会のご案内】
※参加には事前申込が必要です。チケットは、私(希望のつばさ福祉会・かもした)も販売しています。
5月7日 チケット販売を終了
締め切りました。
日時:2022年5月8日(日)
13:00〜、16:00〜、18:30〜の3回上映
会場:神奈川県川崎市の公共施設「てくのかわさき」ホール
JR南武線・武蔵溝ノ口駅より徒歩5分
参加費:1000円 (学生・障がい者は500円)
会場には上映開始時間の30分前より入場できます。
主催:川崎市民有志が集まった上映実行委員会
後援:川崎市、川崎市教育委員会
5月7日 チケット販売を終了
締め切りました。
※(2022年4月30日追記)13:00〜の部は満員のため、申し込みを終了しました。
ひきつづき、16:00〜、18:30〜の上映は参加申込可能です。
***
最後に、少し気候危機について私の見解を述べておきたい。
近年、日本でも豪雨や猛暑、異常気象、洪水、魚やイカの不漁など、地球環境が心配になる事象が起きている。
世界的にも、森林火災、海面上昇、干ばつなどの問題が相次いでいる。
CO2原因説に対して疑義を訴える市民活動家も少なからずいるが、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄、安ければいい、儲かればいいという開発、製造、生産活動が地球に深刻なダメージを与えており、対策が求められているのは間違いないだろう。
では、どうするべきなのか。
気候危機を訴えている活動家、政治家の中にも、いくつかの異なる潮流があると感じている。
1つは、現在の先進国における生活様式は維持しつつ、再生可能エネルギーへの投資、省エネ、技術革新によって、気候変動は対応可能であり、急いで対策をすすめるべきという立場である。
もう1つは、経済成長、経済の拡大を最優先する現在の仕組み、私たちの生活様式を根本から変えなければ、地球温暖化問題・気候危機は解決できないという立場である。
後者の代表的な1人は、『人新生の「資本論」』の著者である斎藤幸平氏である。
彼は「国連が掲げ、各国政府も大企業も推進する「SDGs(持続可能な開発目標)」なら地球全体の環境を変えていくことができるだろうか。いや、それもやはりうまくいかない。・・・SDGsはアリバイ作りのようなものであり、目下の危機から目を背けさせる効果しかない」と主張する。
そして、その具体例として、ガソリン車から電気自動車への切り替えでCO2削減ができるかのような主張に対して、IAEAのデータを基に「電気自動車は現在の200万台から2億8000万台にまで伸びるという。ところが、それで削減される世界の二酸化炭素排出量は、わずか1%と推計されている」と指摘する。それは、運転中にはCO2は排出されなくても、電気自動車に搭載する大型バッテリーの製造過程でCO2が発生するためだという。また、電気自動車で使われるリチウムやコバルトを採掘するために、私たちの見えないところで環境破壊・汚染が大規模ですすんでいるという。
映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』の中でも、グレタさんが地球環境を議題にした国際会議で提供された食事について苦言を呈する場面がある。映画の中で、その意味について解説はないが、そのシーンは重要なことを示唆していると私は感じた。
彼女は菜食主義者であるが、それだけでなく、先進国の人々の現在の食生活(たくさん肉を食べ、大量に捨てる)を、地球の現在の人口である78億人がみんなするようになったら、肉の生産には多くの穀物と水が必要なため、現在の地球環境では無理だと言われていることを踏まえての発言だと理解できる。途上国の犠牲のうえに、一部の先進国の住民がその恩恵を受けて、安価で大量の肉を購入でき豊かな食事ができているという現実がある。
気候危機の打開のためには、これからどうするのか、私たちの暮らしはこのままでいいのか、大企業、グローバル企業はその責任をどう果たすべきなのか、政治はどんな役割を果たすべきなのかなど、実は多様な論点がある。しかも、タイムリミットは迫っている。
映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』は、そのことを考える第一歩になるかもしれないが、観ただけで終わらせていい問題でもないのは明らかである。脱成長か、グリーン・ニューディールかという単純な二者択一の問題でもない。多様な意見の中で、国際社会は一致点を見つけ広げていく努力、実行力のある規制を企業・経済にしかけることとともに、個人や家庭レベルでの努力も求められる。
JUGEMテーマ:気候変動
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お寺と、色とりどりの「つつじ」がつくりだす美しい風景。
有名な観光地ではなく、川崎市の住宅地の中に、こつんと存在する「つつじ寺」として地元では有名な等覺院というお寺です。
写真は、2022年4月16日(土)、17日(日)に撮影したものです。
正式名称は天台宗・神木山(しぼくさん)等覺院(とうがくいん)
参道もつつじが咲き乱れています。
お寺の入り口には立派な木造の門があり、2体の像が置かれています。
門をくぐると階段があります。石段は段差があり、本堂につづく長い坂には手すりがありますが、門の手前の数段の段差には手すりがありません。階段ではなく坂になっている別のルートもありますが急坂です。足腰の弱い方や車椅子での利用は難しいです。
階段を上がるとお寺の本堂があります。
お寺の手水舎を支えている石造
本堂にむかって左側の小道の坂を上ると、小さな神社もあります。
境内のいたるところでツツジがあります。
色とりどりに咲き、春の訪れを告げるツツジ
この寺院は、神奈川県川崎市宮前区神木本町1丁目8−1にあります。
お寺は、駐車場が少ないため、公共交通機関で来ることをすすめています。
小田急線・向ヶ丘遊園駅、東急田園都市線・梶が谷駅や宮前平駅から、バスに乗って訪れる必要があります。
自家用車で等覺寺を訪れる場合には、バス通りから寺院までの道が、距離は短いが、とても狭く、本当にこちらであっているのかと思うような狭い民間住宅の間の道を通らないと駐車場に到達できないことを覚えておくといいです。
上記の写真のように、お寺の正門の直前に4台停められる「参拝者専用駐車場」があります。
さらに門を通り越してすすむと、もう1つ「参拝者専用駐車場」があり、こちらは5台駐められます。
こちらの方が駐車しやすいです。ただし、両方の駐車場でも合計9台までなので、公共交通機関での来場がよいと思います。
自転車やバイク・二輪車は、門を通り過ぎて坂道の下側にあるスペースに停められるようです。
ドライブで「つつじ寺」に来た場合には、近くの「星乃珈琲店」に寄ることをおすすめします。
駐車場が広く便利です。
星乃珈琲店の「かつサンド&ポテト」と星乃ブレンドコーヒー
苺とストロベリーソースのスフレパンケーキ
星乃珈琲店は内装も落ち着いていて上品でくつろげます。
花の見ごろは短いのでタイミングが難しいですが、お寺の公式サイトでも開花状況を公表しています。
ツヅジと寺院の風景が美しい天台宗・神木山等覺院、おすすめです。
JUGEMテーマ:川崎 KAWASAKI City
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2022年が、はじまりました。
本年も、よろしくお願いします。
より良い介護を目指して「デイサービス 長寿の家」を運営する「株式会社 希望のつばさ福祉会」を設立、営業を開始して、まもなく7年目に入ります。(長寿の家は、2016年1月6日より営業開始、会社設立は2015年秋)
これまで支えていただいた皆様に感謝申し上げます。
「株式会社 希望のつばさ福祉会」は、デイサービスのご利用者様に対して、より良い介護を提供するだけでなく、そこに働くスタッフが生きがいを持ち安心して働けること、地域社会に役立つ施設になることを目指して設立されました。介護保険事業としてのデイサービスだけでなく、誰でも参加できる食事会や学習会なども開催してきました。
しかし、2020年の新型コロナウイルスの流行以降、感染防止のため、様々なイベントが開催できなくなり、その状況が長く続いてきました。これまで積み重ねてきた人と人のつながりが薄れ失われていく日々を残念に思っています。
2022年は、人と人のつながりを再構築して、「株式会社 希望のつばさ福祉会」が、多くの人の人生に役立つコミュニティとなっていけるように努めたいと決意しています。
真剣に地域密着型通所介護を提供するとともに、新型コロナウイルスの収束状況を見極めながら、食事会、交流会、学習会などを再開させていく1年にしたいと思っています。また、人と人をつなげるニュースレターの発行にもとりくみたいと考えています。
「株式会社 希望のつばさ福祉会」は、資金が集まれば、介護事業だけでなく、コミュニティカフェや相談事業、自然体験を重視するキャンプ場開設や再生可能エネルギー事業にもとりくみたいと考えています。現在はコロナ禍で介護事業が危機的な状況にあり、これを打開するために今年秋には新規の株式を発行して、新しい市民株主も募集したいと思っています。
昨年は、痛ましい事件がいくつも発生しました。
人間は、孤立してしまうと、どんどん悪循環に陥ってしまいます。
つながり、助け合っていく社会をつくっていきたいと切に願います。
また、個々の努力や市民活動には限界があり、社会環境を決定的に左右するのは政治です。人間を大切にする政治、労働者の権利を守る政治、戦争をせず平和的手段で国際貢献する政治の実現のために、微力でも私たち市民が政治に関心をもち参加していくことが大事だと考えます。政策提言や世論喚起のための行動も、ひきつづき取り組んでいきます。
3月13日(日)には3年ぶりに中原平和公園で「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」集会&デモも1000名規模で開催する予定です。事務局長として、原発事故被災者のみなさまと連帯して、再び福島原発事故のような悲劇がおこらないよう川崎市からも声を上げ続けていきます。
たくさんの方に支えられて、今があると思っています。
ひきつづく皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。
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その中で、大友詔雄先生の「川崎市再生可能エネルギー100%時給の可能性検討 報告書」は、川崎市内で消費されるエネルギー・電力を100%再生可能エネルギーで賄うことができる、ポテンシャルはあるという注目すべき報告でした。
ただし、私の感想としては、あくまで可能性であり、コストや採算性は考慮されていない点は注意が必要だと思いました。
大友先生は、まず川崎市の行政資料(2016年〜2018年)で、市内の電力使用量の現状が以下のとおりであると説明しました。
(1)産業部門 8578GWh/年
(2)民生家庭部門 2516GWh/年
(3)エネルギー転換部門・運輸部門・廃棄物部門・工業プロセス部門 7906GWh/年
川崎市内の消費電力は、一般家庭よりも企業による使用が圧倒的に多いことがわかります。
大友先生は、今回の試算にあたり、(3)については、運輸部門は電気自動車等に置き換わる、エネルギー転換部門は化石燃料からの撤退でなくなる、廃棄物部門もプラスチックや廃油などの焼却はなくなる、工業プロセス部門もCO2削減で変わっていくことから、消費電力が大幅に減る見込みであり、今回の計算の対象から外すことが前提となると説明しました。
そのうえで、(1)産業部門、(2)民生家庭部門の合計 11094GWh/年について、全て再エネで賄うことができる見通しについて説明がありました。
まず、2050年には世界的にエネルギー需要が▲50%となる見込みであると大友先生は説明しました。
その根拠として、人口が2割減る、産業構造の変化、エネルギー効率向上(省エネ技術)などをあげ、自然エネルギー財団の試算が図で示されました。
そこで、今回の試算では、現在の川崎市の年間使用電力、11094GWh/年が、2050年には、32%は減るという前提にたち、2050年に必要となる川崎市内の電力は、6878GWh/年あればいいという仮説が示されました。
【太陽光発電のポテンシャル】
次に、大友先生は、太陽光発電の「変換効率」が2050年までに40%に向上すると述べました。
「NEDO 再生可能エネルギー技術白書」を根拠に、現在の太陽光発電は、変換効率が10%〜20%前後のものが主流ですが、すでに2014年の段階で変換効率が40%のソーラーパネルも開発されており、今後も技術の進歩が期待されるという話です。
つまり、太陽光発電所を増やさなくても、旧式のソーラーパネルを最新のソーラーパネルに交換すれば2倍以上の電気がつくられるという話です。もちろん新設の太陽光発電所も最新のパネルを使えば効率のよい発電ができます。
また、集光型発電方式、ビルの壁面での発電、運河(用水路)を覆う形でのソーラーパネル設置、フランスで道路に特殊なソーラーパネルを敷きその上を車が通行している話、ドイツの高速道路をすべて太陽光パネルで覆い充電しながら走れる道路の建設計画、農地に設置するソーラーシェアリング、駐車場の屋根への設置など、多様な可能性が示されました。
そして、大友先生は、川崎市内の全戸数75.4万戸の50%に10?のパネルを載せれば、857GWh/年発電できると試算していました。
さらに、下記画像のように、浄水場、道路、用水路、倉庫、野球場、駐車場なども含めると川崎市内で合計6290GWh/年の太陽光発電のポテンシャルがあることが示されました。
【風力発電のポテンシャル】
風力発電については、川崎市の臨海部では過去にも設置が検討された場所が複数があるが、羽田空港があるため航空法の関係で設置が難しい、地権者の同意が得られないなど、あまり川崎市内では可能性が大きくないことが率直に語られました。
現在、川崎市内には、扇島風力発電所1基、浮島公園風力発電小型3基、その他陸上風力5基で、推定発電量が25.2GWh/年あるそうですが、発電実績は公表されていないそうです。
一方、大友先生は世界的に洋上風力の技術が進んでおり、洋上風力は川崎市でも実施できる可能性があると述べていました。
大友先生の試算では、2050年までに川崎市内に洋上風力を12基、151.4GWh/年の発電可能性があるとなっています。
【バイオマス発電のポテンシャル】
現在、川崎市内には、川崎バイオマス発電所と京浜バイオマス発電所の2ヶ所で発電実績が、132.4GWh/年あるとのことでしたが、木質バイオマスの燃料となるものをどう確保するのか課題もあり、今後、増やしていくのは厳しいのではないかとのことでした。欧州では、生ごみなや家畜のフンど様々な混合した燃料でバイオマス発電ができる技術が進んでいるとの話もありました。
【再エネの発電コストは低下していく】
最後に大友先生は、技術革新がすすみ、太陽光発電をはじめ再エネの1KWhの発電コストが低下しており、これからも下がっていく見込みであり、価格面でも、再エネが、火力発電より優位に立てることを説明しました。
【結論】
上記に述べた太陽光発電、洋上風力、バイオマス発電などを全て行えば、2050年に川崎市内だけで再生可能エネルギーとして年間7053GWh/年の発電が見込める。6878GWh/年の必要量に対して、3%上回る、つまり、100%再エネで川崎市内の家庭も企業活動も、電力をまかなうことができるとのことでした。
なお、この試算では、再エネの発電量の91%が太陽光発電となっており、川崎市内に限れば、再エネの主役は太陽光発電とならざるをえないという内容でした。
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シンポジウムでは、市古ひろかず市長予定候補から、川崎市長選挙で勝利して市長になったら、気候変動・気候危機の問題にとりくみ市内で再エネを普及させたいとう決意が語られました。また、むねた裕之市議団長から市議会での地球温暖化防止・再エネ問題の質疑の様子が報告されました。
シンポジウムでは、質疑応答の時間があり、私は「太陽光発電は、使用後にソーラーパネルが産業廃棄物、ゴミとなる。様々な種類があり、中国産で有毒物質を含むパネルもあるという声もあるますが、リサイクル、環境面でソーラーパネルは大丈夫かという質問にどう答えたらいいか?」という主旨で質問しました。
大友先生からは、ソーラーパネルのリサイクルにむけたとりくみが進行しているが、これからの研究課題であり、ゴミにならないソーラーパネルを作っていかなければいけないと回答がありました。
太陽光発電は、森林を破壊して設置するのではなく、都市部の既存の建物などを利用して環境に負荷をかけない形で発電をおこない、やがて老朽化する発電設備も環境に負荷がかからないように、リサイクルや安全な処分方法の確立を製造段階から真剣に追及する必要があると私は思います。
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今日は、あいにくの強い雨で、参加者がいつもより少なかったですが、それでも42名の方が支援を受け取りに来ました。
また、現在の生活状況について聞く実態調査アンケートにもご協力いただきました。
現在、感染者数は減っていますが、このまま収束するかどうか、予断を許さない状況です。
今後も、ひきつづき、食糧支援をこなっていくそうです。
運営は、地域社会からの寄付とボランティア活動でおこなわれています。
学生の方で食糧支援のボランティアをされている方も、たくさにいます。
前回の「学生0円スーパー」の様子は、こちらのブログ記事をご覧ください
http://kibounotubasa.online/?eid=78
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2021年10月31日投開票で解散総選挙が投開票される見込みです。
川崎市高津区と、宮前区・中原区の一部が選挙区となる「小選挙区・神奈川18区」では、立憲民主党の三村和也さんを「市民と野党の統一候補」として国会に送ろうと、立憲民主党、日本共産党、社民党、緑の党の4政党と、たくさんの市民が集まりました。
三村和也さんは46歳。2009年の衆議院選挙で当時の民主党から出馬、比例復活で衆議院議員として1期活躍されました。
三村和也さんには、介護現場の実情についてもお話をしたことがあり、とても誠実に聴いてくださり、変えていきたいと決意を語っていました。期待しています。
前回の2017年衆議院選挙の時も、野党がバラバラに候補者を擁立するのではなく、一本化しようという動きはありました。
ところが、小池ゆりこ都知事のブームにのって「希望の党」が設立され、民進党が解体して合流するというとんでもない話が急浮上して、リベラルとは程遠い政策をかかげ排除の理論を振りかざした新党となったことで、候補者一本化の流れはとん挫しました。その結果、2017年の衆議院神奈川18区では、自民党現職が11万票、三村和也氏(希望の党)が6万6千票、若林靖久(日本共産党)が4万票という結果となり、野党系の票が割れて自民党が当選しました。その後、希望の党はなくなりました。
今回は、市民の声を出発点に、何度も政策について議論する場が持たれ、野党統一候補の擁立へ市民の会が準備してきました。
9月8日に立民、共産、社民、れいわの4野党の党首が市民連合の提唱する共通政策に調印したことをうけ、10月3日に神奈川18区でも候補者一本化が決まりました。
三村和也予定候補は挨拶の冒頭、4年前の問題に触れ、「分裂・分断は2度とあってはならない」と潔く反省を述べました。
4年前の希望の党への合流時は失望しましたが、今、そのことを反省して真摯に向き合おうとしている姿勢に私は深く感動しました。
集会では、たくさんの市民が、自分の思いを語りました。
参加した市民から「気候変動の問題は、まったなしの課題」、「貧困問題など、現場の声に耳をかたむけてほしい」、「憲法を守り核兵器廃絶に行動する政府を」など、たくさんの要望が出されました。
この日は、4つの政党が登壇。 日本共産党からは、はたの君枝衆議院議員(比例、神奈川10区予定候補)が挨拶。 18区の自民党現職候補は、国会では原発推進、カジノ推進の立場であり、野党統一候補として三村和也さんを国会へと呼びかけました。
立憲民主党からは、堀添健市議会議員が参加。 川崎でもコロナによる在宅での死者が出てしまっていること、社会の課題が明らかになっており、憲法が機能していないと指摘。立憲民主党の公認候補を統一候補として選んだことに感謝の意を表しました。
社民党からは、ささき克己予定候補(比例、神奈川15区予定候補)が挨拶。自民党が今頃になって10万円給付を言い出したが、与党なのだから選挙目当てのタイミングではなく、すぐやればいいと指摘。生存のための政権交代が必要だと訴えました。
緑の党からは、石崎大望県共同代表が挨拶。 横浜市長選挙でカジノ反対の一点で広範な協力が広がった経験を話して、緑の党としても野党統一候補を応援していくと決意を述べました。
三村和也予定候補は、今回の衆議院選挙は日本の民主主義を取り戻す選挙であり、自分が国会を離れてから9年間に日本経済は衰退、株価は上がっても中間層の収入は減っていると指摘。消費税や所得税の減税、共通政策の実現にとりくむ決意を述べました。
小選挙区での勝利とあわせて、比例代表選挙で各野党が議席を伸ばすことが大事であり、政権交代を実現しようと呼びかけられました。
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※このイベントは150名以上の参加で成功、終了いたしました。
↓こちらから講演を録画した動画をご覧いただけます。
また、かもした元【希望のつばさプロジェクト】チャンネルのチャンネル登録をお願いします。
【参加者募集】
2021年8月29日(日)
午後1時30分〜午後4時すぎまで
オンライン学習会(Youtubeライブ配信)
『STOP 汚染水 海洋放出 全ての原発は止められる』
私が事務局長をしている「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」という市民グループが主催するオンライン学習会が、2021年8月29日に開催されます。
福島原発事故から10年。
いまだに事故は収束しておらず、被災者や避難者への十分な補償もおこなわれていません。
再び、原発事故が起きて、とりかえしのつかないことにならないように、私たち1人ひとりが関心を持ち続けることが大切です。
福島県の方々は復興にむけて努力を重ねてきましたが、地元の反対を押し切り、事故をおこした原発から出る様々な危険な放射性物質を含む汚染水を海に流すことが決定されました。地上で安全に保管する方法があるにもかかわらず、安くすむからと海洋放出することは、福島の復興の妨げとなることは明らかです。
日本の海と環境をまもるためにも、汚染水の海洋放出は絶対にダメです。
8月29日(日)午後1時30分からのオンライン学習会に参加して、一緒に考えてみませんか。
講師:樋口英明さん
福井地方裁判所の裁判長として
2014年に大飯原発3,4号機の運転差止め判決、
2015年に高浜原発3,4号機の運転差止めの
仮処分決定をだした
講師:片岡輝美さん
福島県・会津放射能情報センター代表
福島原発の汚染水・海洋放出に反対
参加費無料、事前申込不要、誰でも参加可能
Youtubeライブ
外部の団体に依頼して配信をおこないます。
「かわさき市民ニュース」YouTubeチャンネルから、ご覧いただけます。
また、試験的に私の運営する「かもした元【希望のつばさプロジェクト】チャンネル」でもライブ配信予定です。
*
※当日の午後1時以降にアクセスいただくと「原発ゼロへのカウントダウン・オンライン学習会」のライブ配信を視聴できます。
詳細は、原発ゼロへのカウントダウンinかわさき
公式ブログをご確認ください
公式ブログ
(ご講演いただく樋口英明さんは本も出版されています)
「私が原発を止めた理由」
かわさき市民ニュースYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCXdrVIO0JYyeucy6GNYuhbg
※オンライン学習会当日の午後1時より前にアクセスしても表示されませんので、ご注意ください。
「かもした元【希望のつばさプロジェクト】チャンネル」では、「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が2021年3月7日に開催した「第10回オンライン集会」の講演の録画も視聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCXwRdY0kb1bPbVT3-RM1cEw
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