「ボランティアが足りない」というニュースに感じる違和感

今年は、台風15号、台風19号など、自然災害が多発しています。

 

そんな中、マスメディアが「ボランティアが不足しています」というニュースを流しています。

 

例えば、NHKは11月1日に「被災市町村で災害ボランティアが不足 厚労省公表」というニュースを報道しました。

 

(以下、NHKサイトより引用)

「台風19号などの豪雨災害の被災地では、今も災害ボランティアが不足していて、厚生労働省は特に足りていない市町村を公表し、活動への参加を広く呼びかけています。厚生労働省によりますと、ことし9月以降の台風で被害を受けた被災地では、これまでに延べ9万人以上の災害ボランティアが、家の片づけや廃棄物の撤去などに当たってきました。しかし、被災地では今もボランティアが不足し、さらなる支援が必要だとして、厚生労働省は特に足りていない全国の市町村を公表しました。・・・加藤厚生労働大臣は1日の会見で「あすからの3連休は天気も比較的、安定しているので、多くの人たちに参加してもらいたい」と協力を呼びかけました。」

 

私は、東日本大震災の時には、あれだけ大規模で同時多発的な被害が生じた以上は、警察や消防や自衛隊といった公的機関だけでは人手が立ちないことは明らかであり、ボランティアの力も大事だろうと考え、ネットでボランティア団体を検索して、日本ユニバ震災対策チーム(日本ユニバーサルデザイン研究機構)震災ボランティア、東日本大震災ボランティアJILCA、自分が主催する希望のつばさプロジェクト気仙沼ボランティアツアーなどで、微力ながら汗をながしました。

 

希望のつばさプロジェクト東日本大震災ボランティア

(写真)希望のつばさプロジェクト主催の東日本大震災ボランティアツアー(宮城県気仙沼市の津波被害の掃除・後片付け)

 

 

東日本大震災の復旧にむけて、ボランティアは一定の役割を果たしたと思います。

 

しかし、あれから8年以上が過ぎて、東日本大震災を経験して同時多発的な被害が広域におよぶ大規模災害は起こりえるということがわかっていたはずなのに、この国はまた、ボランティアに頼ろうとしている、それがあたりまえかのように報道され、国民にボランティア参加を呼び掛ける、こんなことでいいのでしょうか?

 

日本は、四季があり、豊かな自然と温泉があり、自然が美しい国です。

一方で、火山の国であることから、南海トラフ巨大地震や首都圏直下型地震など大規模地震の可能性、台風、津波、火山噴火、ゲリラ豪雨や線状降水帯による河川氾濫と崖崩れ、季節外れの猛暑や寒さと大雪など、多様な自然災害のリスクが存在する国でもあります。

 

一方、日本の防災予算は、極めて限られています。

 

安倍政権(自民党・公明党連立政権)は、アメリカのトランプ大統領の言いなりになり、割高で必要性の乏しく事故が相次ぐオスプレイやF35戦闘機、不要なイージス・アショア(陸上配備型イージス弾道ミサイル防衛システム)の購入に多額の税金をつぎ込んでいます。

 

一方で、防災で重要な消防士は、ここ数十年に渡り不足したままです。国の基準に照らしても、およそ5万人の消防士が不足しています。

 

大規模災害時には、自衛隊員の皆様が被災地で活躍されています。自衛隊員の皆様の災害救助・復旧作業での活躍には心より敬意を表します。しかし、自衛隊という組織は、主目的は軍事行動(専守防衛といいながら最近はアメリカと一緒に海外で行動する軍隊へと変質中)であり、災害対策は副次的な任務であり、装備や予算も圧倒的に軍事向けとなっています。

 

加えて、公務員バッシングが行われ、正規の公務員が削減され、全国の市町村の職員の30%以上が非正規雇用、1年契約などで年収300万円(ワーキングプアの分岐点)に遠く及ばない安い給与で働いています。これでは非常時の対応に支障がでます。

 

今年は、首都圏を台風15号(千葉県で大規模停電)、台風19号(広範囲で河川の氾濫)が襲いました。

今後も、様々な自然災害が起こると思われます。

 

予算の使い方を抜本的に見直し、全国どこにでも駆け付けられる部隊をつくる、例えば、自衛隊員定員24万人(現在22万)のうち、せめて1/3の8万人を災害対策専門部隊に位置付けるとか、新たに防災庁、災害対策庁といった省庁をつくり分離独立させる、武器や戦争用兵器の購入を減らして、代わりに災害対策用の車両・ショベルカー・ブルドーザーなどの重機や、発電機・ポンプ・高圧洗浄機等の道具を購入して都道府県ごとに分散配備しておくといった対策をすべきです。

 

消防士、市町村の防災担当、レスキュー隊や特別救助隊などの人材育成と配置増をすすめるべきです。

 

戦闘機や戦車よりも、レッドサラマンダー等の全地形対応型の災害用車両の配備が必要です。

 

また、中小の建設業者や民間企業を含め、災害時の協定を日常的な財政支援を含めて締結して、大規模災害時の後片付けを基本的には、ボランティアではなく「仕事」としておこなう人員を確保しておく必要があります。

即応予備自衛官(普段は自分の仕事をするかわりに有事の時は召集、登録すると訓練があり毎年お金がもらえる)も災害時に有効活用すべきです。

 

多くの国民が、正義感等からボランティアに参加すればするほど、国がそれをあてにして、本来の役割を放棄していくようなことがあってはなりません。

 

ボランティアでは、同じ作業現場で複数の日に渡って作業できる人が限られ、引継ぎや管理が煩雑になります。また、ボランティア参加者は、交通費や宿泊費、長靴や作業着など経費を自己負担しています。さらに、ボランティアには様々な人間が集まるため、経験豊富で即戦力として活躍する方もいれば、準備も不十分なまま現地にきてしまう人、自己顕示欲のために参加して協調性や社会的常識に欠ける人がいて問題が生じることも私は見てきました。その力を使うことは悪いことではありませんが、高齢化が進む日本社会において、大規模災害時には、まず国と地方公共団体が税金を使って、各家庭の復旧と復興を助ける仕組みをつくるべきです。

 

あわせて、避難所の生活環境の整備、プライバシー確保の取り組みなども他の先進国の備えを参考に真剣に進めてほしいです。

 

ボランティア参加者も、自分が現場でがんばるだけでなく、国や市町村に、予算を伴う備えを十分におこなうよう有権者として声を届けていく必要があります。

 

大事なことなので、同じことをもう一度いいます。

 

多くの国民が、正義感等からボランティアに参加すればするほど、国がそれをあてにして、本来の役割と責任を放棄していくようなことがあってはなりません。

 

 

 

 

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おひさまフェス×星空上映会2019(会場:二ヶ領せせらぎ館前の多摩川河川敷)

2019年9月28日(土)、川崎市多摩区の多摩川河川敷(二ヶ領せせらぎ館)にて「第5回おひさまフェス×星空上映会」が開催されました。

 

 

「おひさまフェス×星空上映会」は、東日本大震災と福島第一原発事故を契機に、市民の有志が集まって開催されるようになりました。実行委員会には、NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所、NPO法人多摩川エコミュージアム、横浜トヨペット、生活クラブ生協、川崎医療生協、原発ゼロへのカウントダウンinかわさき実行委員会、私の主催する希望のつばさプロジェクト等、様々な団体や個人が参加、協賛しています。川崎市(行政)と川崎市教育委員会の後援もいただき、近隣の小中学校を通してイベントの案内チラシも配布させてもらっています。

 

 

 

第2回、第3回、第4回は天候に恵まれず困難がありましたが、今年は最初から最後まで天気もよく無事開催できました。

 

 

横浜トヨペット(トヨタ自動車の販売会社)より、電気自動車を無償でお借りして、NPO法人原発ゼロ市民共同発電所の2号機で充電して、このイベントの電源として使っています。市民発電所は、「再生可能エネルギーを広めたい」、「福島原発事故を繰り返さないために原発に代わる代替エネルギーとして自然エネルギーを普及させたい」という市民がお金を出し合い、高津区の高齢者グループリビングの建物の屋上にソーラーパネルを並べて作った太陽光発電所です。エコな電気で「おひさまフェス×星空上映会」は運営されています。

 

 

 

今年は、横浜トヨペットさんは電気自動車を貸してくださっただけでなく、会社としてブースを出展してくださいました。ありがとうございます。

 

 

横浜トヨペットさんより、ご挨拶をいただき、電気自動車の説明もしていただきました。

 

 

 

多摩川の雄大な自然を背景に、音楽フェスや映画上映会ができ、心地よい空間が創られました。

 

 

写真がうまく取れていないのですが、音楽フェスでは、多摩区中野島地域のキッズダンスの子どもたちが元気いっぱいに踊り好評でした。

 

 

 

2人組の「ハイタッチ」もオリジナル曲を熱唱していました。

 

 

和太鼓や笛の演奏も行われました。

 

 

 

「再エネ広場」のコーナーでは、ソーラーパネルやペレットストーブなどが展示され、子どもむけに防災と再エネについて学んでもらうスタンプラリーも開催されました。

 

 

会場内では、ケバブ、焼き鳥、すいとんなど美味しいフードも販売されました。

 

 

私の主催する「希望のつばさプロジェクト」も、営利目的ではなく、イベントを盛り上げるため、お茶やラムネ等の販売もおこないました。

 

 

 

ポップコーンやソーセージを販売するお店もありました。

 

 

川崎ハーブソーセージのトルティーヤ、美味しかったです。

 

 

カイロプラクティックセンター狛江の川上さんもブースを出店していました。

 

 

 

他にも生活クラブ生協などたくさんのブースが並びました

 

 

 

 

たくさんの親子連れが遊びに来ていました。

 

 

日が暮れてくると、市民発電所の電気を使った「星空上映会」がはじまります。

 

 

 

最初に、実行委員会からメッセージを伝えるプロモーションビデオが流されました。

 

 

 

スクリーンの前のイス席だけでなく、後方の多摩川の土手に座って映画を見ている人もたくさんいました。

 

 

映画は、かこさとしさんのアニメ「カラスのパンやさん/どろぼうがっこう」や、絵本作家エリック・カールの「はらぺこあおむし」等が上映されました。

 

 

屋外で風に吹かれながら見る映画は、映画館とは違った雰囲気で素晴らしかったです。

 

 

「おひさまフェス×星空上映会」のフィナーレは、「キャンドルナイト」。

1人ひとりが火の灯ったロウソクの入ったビンを持ち、東日本大震災を思い返し、歌をうたいました。

 

 

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