外出自粛や休校で時間がある今こそ読んでほしいお薦めの書籍『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』

出口の見えない新型コロナウイルスの影響で、外出自粛や休校が続いています。

いそがしくなった方がいる一方で、時間をもてあましている方も少なくないのではないでしょうか。

 

あせっても、どうしようもありません。

こうした時は、本でも読んで、自分を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

 

本日、紹介するのは著名な心理学の大家であるアルフレッド・アドラーの言葉を紹介した『人生に革命が起きる100の言葉』という本です。ダイヤモンド出版から2014年に発売された本で、小倉広さんが著者です。

 

私は、この本はとても感動して、これまでに10人以上にプレゼントしてきました。

タイトルに惹かれて「心理学」系の本を買ったけど、つまらなかったとう経験のある方もいると思います。

世の中には「心理学」系の本は無数にあり玉石混淆ですが、この本は読む価値があると自信をもって推薦できます。

よくわからない専門用語の解説書ではなく、自分の生活に応用できる実践的な内容が簡潔な言葉で書かれています。

 

推薦図書「アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉」小倉広著、ダイヤモンド出版

 

心理学には様々な流派、論理があり、どれが一番良いと断定できるものではありませんが、私の考えや感性に最も近いものがアルフレッド・アドラーです。

 

心理学の中には、過去に起きた出来事、抑圧されている感情や無意識に焦点をあて、深める理論があります。

これに対してアドラーは、私の解釈では、未来志向というか、過去は変えられないが未来の自分は自分で決めることができるとう点を基本姿勢にしています。

 

1つ、この書籍の中の言葉を紹介すると『「遺伝もトラウマもあなたを支配しない。どんな過去であれ、未来は「今ここにいるあなた」が作るのだ。』というものがあります。著者は言います。「私たちは、ついつい、現在の問題を過去のせいにしてしまいがちです。しかし、それは単なる言い訳です。過去の体験をバネにして未来を切り開く道を選ぶのか、ふてくされて被害者のふりをして言い訳だらけの人生を過ごすのか。それを決めるのは自分です。自分次第でいかようにでも進む道を決めることができるのです。」

 

心理学者アドラー遺伝もトラウマもあなたを支配してはいない。

 

そして、人間は1人ひとりが違う性格・ライフスタイルをもっており、それぞれが主観的に世界を認識しており、自分の色眼鏡をとおして世界を見ていると指摘、性格・ライフスタイルに歪みがある場合には、それを直すこと、いつでも直せることを指摘しています。

 

 

 

本著から引用すると、『「私は〇〇である」、「世の中の人々は〇〇である」、「私は〇〇であらねばならない」、性格の根っこには、この3つの価値観がある』と紹介されています。

上記の文章の〇〇には、具体的にそれぞれ、どの言葉が入るのか、正解はありません。

自分にぴったりの言葉、しっくりくる言葉を入れてみると、それが自分の性格・ライフスタイルを形成する基本的なものの見方となっていることに気づくといいます。(1つめが自己概念、2つめが世界像、3つめが自己理念)

 

もう1つ、私がこの本を推薦する理由は、心のもち方だけでなく、生き方、人間の社会性の重要さを指摘している点にあります。

アドラーは言います。『「なぜ隣人を愛さなければいけないのか」「私の隣人は私を愛してくれるのか」と尋ねる人は協力する訓練ができておらず、自分にしか関心のないことを露呈している。人生におけるあらゆる失敗の原因は、自分のことしか考えていないことにある』。

 

そして、話は「共同体感覚」へと進みます。

人間が幸せになるためには、何が必要なのか?

この本では、簡潔に書かれています。

『「他者は私を援助してくれる」、「私は他者に貢献できる」、「私は仲間の一員である」、この感覚がすべての困難からあなたを開放するだろう』

筆者は言います。『「共同体感覚」はアドラーの心理学の中核とも言える考え方です。・・そして、この「共同体感覚」は、以下の3つにより構成されています。ー囲の人は私を援助してくれる=他者信頼、∋笋麓囲の人へ貢献できる=自己信頼、(その結果として)私は共同体に居場所がある=所属感、の3つです。』

『では、,鉢△發覆た佑呂匹Δ垢譴个いい里任靴腓Δ。・・あなたから始めるのです。見返りを求めず、承認も求めず。そこから始めるのです。』

 

心理学者アドラー「共同体感覚」を高めることがあなたを救う

 

そして、著者の小倉広さんは、こう解説しています。

『犯罪者、精神病者、アルコール依存症、性的差倒錯者、自殺する人ー。一見すると、それぞれまったく違った問題を抱えているように見える人たち。しかし、アドラーは彼らの問題の根は一つだ、と喝破しました。それこそが「共同体感覚」の低さ。相手よりも自分のことを優先するがゆえに、相手から支援されているという実感を持てず、社会的に孤立する。居場所がない、と感じてしまい、その補償行動として、それぞれの問題行動を起こす、と定義したのです』

 

私自身、これまでに多くの方の相談にのってきましたが、この指摘は鋭いと思いました。

 

この本は、他にも、重要なことを心理学者アドラーの言葉を引用して提起しています。

 

『健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。』

 

『自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい』

 

『人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべきなのだ。』

 

『自分だけでなく、仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く、相手に与えること。幸福になる唯一の道である。』

 

こうした100の言葉を紹介、著者の小倉広さんが解説する、読みやすい本です。

 

著者:小倉広『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』は、ここから購入できます。

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書感想文

 

 

緊急事態宣言の下でもデイサービス(地域密着型通所介護)は継続して通常営業と神奈川県および川崎市からの指示

新型コロナウイルスが猛威をふるい、4月7日に安倍首相によって「緊急事態宣言」がだされました。

 

「緊急事態宣言」は新型インフルエンザ等対策特別措置法を根拠とするものであり、この法律の中では通所系の福祉サービス施設については、都道府県知事の権限で施設の使用制限をおこなう対象となっていたため、地域密着型通所介護事業「デイサービス 長寿の家」を経営する私にとっては、休業となるのか、営業中止となるのか、注目していました。経営面でも、スタッフの勤務シフト・雇用の面でも、休業となれば影響が大きいのです。

 

そして、もし休業になれば一番影響を受けるのは高齢のご利用者の皆様です。

デイサービス(地域密着型通所介護)のご利用者様は、一部には休業となっても大きな影響のない比較的お元気な方がいることも事実ですが、一方では、認知症で常時見守りが必要であり、デイサービスに行っている間に奥様が束の間の休息(レスパイトケア)となっているご夫婦がいます。また、帰宅願望や徘徊の傾向があり家族の介護負担が重い方、足腰が悪く自宅のお風呂では入浴が難しいためデイサービスで入浴できないと入浴が困難になる方もいます。1人暮らしで十分な食事による栄養摂取ができておらずデイサービスでの食事で不足する栄養分を補っている方、食事介助が必要な方もいます。

デイサービスが休止になれば、困るご利用者様も少なくありません。

 

私が今回の新型コロナウイルス騒動で、一番困ったのは情報が全然ないことです。

すでにマスコミでは、緊急事態宣言が出されることが事前に報道されている段階でも、デイサービスをどうするのか、川崎市や神奈川県からの連絡はありませんでした。

そこで、前回、ブログに書いたように、4月6日に川崎市に質問状をだしましたが、まだ国の方針が決まらず、わからないという回答でした。

 

そして、4月7日に緊急事態宣言が出され、この日のうちに何か連絡があるかと思えば、デイサービスの営業の継続の是非については何も連絡がありませんでした。

 

連絡が来たのは、翌日の営業時間終了後の夜。

遅すぎます。

 

まず、緊急事態宣言に基づく神奈川県からメールで事業者むけに連絡がありました。

 

 

結論としては「感染防止対策に留意のうえ、事業の継続を要請」、つまり、デイサービス(地域密着型通所介護)は通常どおり介護サービスを提供してくださいとのことでした。

 

デイサービス長寿の家で「こいのぼり」づくりにとりくいむご利用者様

↑緊急事態宣言の下でも「デイサービス 長寿の家」は行政の指示で営業を続けています。写真は「鯉のぼり」づくりにとりくむご利用者様(写真は許可を得ていますが無断転載禁止)

 

 

(神奈川県からの4月8日夜のメール)

各高齢者施設・住まい及び介護保険事業所 管理者様
 本県の高齢者福祉行政の推進につきましては、日頃から御協力いただき厚くお礼申し上げます。
 国は新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、令和2年4月7日に「新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)」に基づく緊急事態宣言を行いました。
 このことにより、知事は、社会福祉施設等(通所又は短期間の入所により利用されるものに限る。)に対し、当該施設の使用の制限若しくは停止その他感染防止のために必要な措置を講ずるよう要請することができることになりました。
 しかし、社会福祉施設等が提供する各種サービスは、利用者の方々やその家族の生活を継続する上で欠かせないものであり、利用者に対して必要な各種サービスが継続的に提供されることが重要であることから、別添「特措法に基づく緊急事態措置に係る神奈川県実施方針」に基づき、感染防止対策に留意の上、事業の継続を要請します。
 各事業所においては、別添の国事務連絡を踏まえ、感染防止対策の徹底を行うようお願いします。
 
そして、翌日には川崎市からもメールが来ました。
 
(川崎市からの4月9日のメール)
新型コロナウイルスの全国的かつ急速なまん延により、国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあることから、令和2年4月7日に、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき緊急事態宣言が出されたところです。本市としては、保健医療福祉が重要な社会インフラであることに鑑み、可能な限り市民サービスの提供を維持していくことを基本とし、必要な業務を継続する方針としておりますので、市内の施設・事業所におかれましても、感染予防に十分に留意していただいた上で、サービスの提供を継続していただくようお願いいたします。
 
とりあえず方針が定まったことは良かったです。
 
しかし、ここで2つの大きな課題があります。
 
(1)ご利用者様・介護スタッフの安全をどう確保するのか
しかし、通所介護施設としての国の基準は満たしていても決して広くない施設内で、他者と距離をとって生活することは物理的に不可能です。デイサービスでは食事もします。お話もします。マスクの着用をお願いしていますが、マスクをいやがり途中で外してしまうご利用者様や、認知症等で新型コロナウイルスのことを認識できずマスクをしない方もいます。
一方、スタッフの中には通勤のため混み合う電車に乗らざるをえない者もいます。
そして、入浴介助や排せつ介助は、当然ながら介護スタッフがご利用者様の身体や衣服に直接触れて密着した状態でおこなわれます。
川崎市では市民館も閉鎖になりました。東京はカフェも休業要請の対象になっています。それなのにデイサービスは継続ということは整合性に欠ける気がします。マスクや手指消毒用アルコールの在庫も決して多くはありません。
ご利用者様やスタッフの安全確保には全力をあげていますが不安の声があることもまた事実です。
お仕事がお休みや在宅勤務、テレワークになる人もいる中で、リスクを背負い多くの人との接触を続けながら仕事をせざるを得ない介護職や医療関係の労働者には、新型コロナウイルス対策のお仕事に関わる危険手当のようなものを行政は出すべきではないでしょうか。
 
(2)「休業要請は補償とセットで」という主張がありますが、デイサービスの場合は「継続要請と補償はセットで」行うべき
デイサービスの事業所は、ご利用者様の人数・ご利用率に関わらず、主に人件費、そして、家賃や駐車場代、保険料などの固定経費がかかります。一方、収入は、ご利用者様毎に国と市が定めた基準で介護保険とご利用者様本人から支払われる利用料であり、ご利用者様が休んだり利用中止となると、その分の介護報酬は支払われません。
今、新型コロナウイルスをめぐり外出自粛を求める報道が繰り返される中で、行政としてはデイサービスは継続という方針ですが、ご利用者様やご家族様の中にはデイサービスに行くことが外出自粛要請に背く悪いことであるかのようにとらえたり、他人と会うことで感染のリスクがあると考えご利用を自粛する方も少なくありません。
また、デイサービスは高齢者が対象であるため、体調を崩したり入院や施設入所等の理由でご利用者様の総数は新しい方が加わらない限り減っていきます。一方、新型コロナウイルスの影響で新規の見学申し込みや契約は急減しています。
 
長寿の家の経営者として、補償がないままの休業要請は困りますが、一方で、この環境でデイサービスの継続をすることもまた経済的に厳しい現実があります。平常時でさえ利益率が薄い介護業界に、特段に厳しい環境の中で営業の継続を求めながら、それに対する補償がないことは問題です。弊社では、収入である介護報酬が3割〜4割減る見込みですが、国の現在の施策では50%以上減収にならないと補償金をもらえず、それも200万円が上限となっています。長寿の家は対象外です。
また、政府は信用保証を与えて資金繰りを支援すると言っていますが、利益率が低く制度や介護報酬単価がころころ変わり先が見えない中で、さらに借入金を増やすような融資を申し込む気にはなりません。行政は、通所介護を提供する介護事業者に営業の継続を要請するのであれば、「継続要請と補償はセットで」行うべきです。
 
新型コロナウイルスをめぐる介護業界の問題は、まだまだ世間に知られていません。
ぜひ、まわりの方にも一言でも伝えていただければ嬉しいです。

 

 

【希望のつばさプロジェクト・緊急提言】新型コロナウイルス、無症状病原体保有者の実態把握のためのサンプリング調査の定期実施と情報公開を求めます(2020年2月28日)

 

厚生労働省から「デイサービス 長寿の家」に送られてきたマスクが「1人1枚」どころか、「全スタッフの半分」しか届かなかった話(2020年3月30日)

 

 

 

 

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